近年、墓地で墓荒らしや盗難事件が多発していますが、中には被害に遭った人もいるのではないでしょうか。
墓地での盗難は、主に貴金属が多いです。
盗んだ貴金属は、業者に売ってしまうため、品物が戻ってくることは少ないでしょう。
墓荒らしはお墓を壊して、お墓の納骨室から貴金属の遺品を盗む行為などが挙げられます。
墓地をめぐる盗難や墓荒らしなどには、どのような対応をするのが正解なのでしょうか。
墓地などは、第三者の侵入を防止するような対策をしていることが、少ないのが現状です。
墓地周辺に、柵を設け、夜間は出入り口を施錠するような対策を行っても実効性はありません。
また、早朝にお墓参りがしたいという使用者の要望があれば夜間早朝の施錠も難しいでしょう。
そのために、墓荒らしや盗難などが起きにくい環境を作る、また、起きても被害が少なくて済む環境を整えることが重要です。

墓地の被害を少なくする環境や、起きにくい環境を整えるためには、防犯カメラや監視カメラを設置しましょう。
防犯カメラや監視カメラを設置する際には、気をつけなければいけないことがあります。
利用者からすれば、防犯カメラや監視カメラの設置は、落ち着いて墓参りができないといった意見もあるため、利用者の目にあまりつかない場所に設置する配慮が必要です。
また、墓地は蜘蛛などの虫が多くいます。
夜間に防犯カメラや監視カメラを作動すると赤外線の光に虫たちが寄ってきて、カメラのレンズに蜘蛛の巣が張ってしまう可能性があります。
そのため、夜間でも少量の光を吸収し、カラーで映し出すことができる好感度タイプの防犯カメラや監視カメラを設置しましょう。
広大な敷地を管理するのは大変ですが、先祖代々を祀っている墓地は、墓荒らしや盗難などの被害に遭わないように、しっかり対策する必要があります。
防犯カメラや監視カメラの導入で、墓地を利用する人が安心できる環境に整えましょう。