男性には分かりにくいかも知れませんが、集合住宅内にのエレベーターに乗るのが怖いと感じる女性や子どもは少なくありません。
エレベーター内は狭い密室なので、知らない人と一緒になるのは怖いという気持ちが起きるのはむしろ自然なことです。
今では、昼夜を問わず不審者が集合住宅の周囲をうろついていたり、住民がエレベーターに乗り込んだタイミングを狙って不審者が同乗してくるという例も頻繁にあります。
自分で注意する、しないに関わらず恐ろしい犯罪につながりかねないこうした事態から身を守るには、エレベーターの内外に防犯カメラをつけておくことが基本です。
また、集合住宅の各戸内で事件が起こったとき、エレベーターの防犯カメラに映っている犯人の映像が決め手となって、犯人が逮捕されるケースもあるように、証拠能力はピカ一です。
集合住宅に住んでいる人が、常に何かにおびえて毎日を過ごさなくてはいけない状態を作らないためにも、防犯カメラによる防犯対策を講じることは急務と言えます。

新築マンションなどの集合住宅には、防犯カメラがたくさん設置されているところもあります。
少し古い集合住宅の場合は、防犯カメラの設置が全くないケースもありますが、安全性で比較すれば段違いに差が出ます。
最近は、防犯カメラに対して理解が深まり、設置に対して好意的に受け止められるケースが増え、中には防犯カメラ無しの物件なら住みたくないという人までいます。
エレベーターは、わずかな時間でも密室になる空間ですから、防犯カメラの存在意義は重要です。
実際にエレベーター内での事件は多いですし、事件化していなくても未遂案件が多数あるので、エレベーター内に防犯カメラがあるというだけで少しは安心できると考える人もいるでしょう。
集合住宅への入居を決める際に、エレベーターの安全性はまず外せない重要な要素です。
人々の日常生活の安全は、防犯カメラが働いてくれているおかげ、という部分も少なくないのです。