現在はゲームセンターも集約が進み、その一つ一つが大型化しています。
そのため、店舗を訪れる客数も非常に多くなり、一日の間に相当数の人の出入りがあります。
そうなってくると自然と問題となるのが、店内での犯罪、特に窃盗です。
人が多く集まり、その誰もがある程度の現金を持っており、ゲームに熱中している間は金銭管理に対する意識がどうしても低くなってしまう。
そういった状況を狙った人間が現れるのは、やはり避けられないことなのかもしれません。
最近では、ゲームセンターに憩いを求めてやってきた高齢者がゲームに興じている間に、その荷物を盗んでいく若者がニュースで取り上げられたこともありました。
そういった事態を防ぐのに一役買うのが、防犯カメラの存在です。
昨今の防犯カメラは、鮮明な画像を残すことができ、その性能の良さは一般に知れ渡っています。
そのため、防犯カメラが店内に適切に設置してあるだけで、窃盗を企む人間にとっては脅威になるのです。

ゲームセンターに防犯カメラを設置しておくことにより、もし犯罪が発生したとしても、その犯人を探し出すことが容易になるということも、防犯カメラの有用な点です。
犯行の様子が高い精度で捉えられていれば、その映像から犯人の人相や服装を特定することができ、それらの情報を元にして、警察などの捜査機関が犯人を探し出しやすくなります。
こうした有用性は、ひいてはゲームセンターにおける犯罪の抑止にもつながっていきます。
すなわち、店内で犯行を起こした人間が警察に特定され、逮捕や補導に至れば、当面は同一人物による犯罪を防ぐことができます。
一度捕まった店舗で同じような犯行をしようという人間は、まずいないためです。
また、そのゲームセンターでの犯罪がばれ、警察に犯人が捕まったということになれば、似たような犯行を企む人間たちも警戒します。
防犯カメラによる監視の目をかいくぐることが困難であると分かれば、その店舗で犯罪を起こそうとは考えにくくなるのです。